2024-05-07 数学ガール ガロア理論 ポアンカレ予想 群論への第一歩
昨年、数学ガールシリーズを全部読ませていただきました。
何年か掛けて少しずつ読んでいて、ガロア理論やポアンカレ予想など難しい本を最後に読みました。(難しいところは飛ばしながら)
全部読み終わった達成感とともに、よくわからないところをもう少し知りたい(慣れたい)と思う分野があってそれが群とか体の考え方でした。
自分の中で数学は「考え方としてはわかるのだけど、問題として解こうとするとよくわからない」というものであり「考え方がわかれば楽しいからそれでいいか」というものでした。
一方、群とか体は「なんでこんなことを考える必要があるのだろう」というものであり、一方で「どうやらとても大切な考え方のようだ」ということも数学ガールを読んでいると気がつくことができました。
そこにきてこの『群論への第一歩』の発刊予定があると知ったときはもうちょっとわかるようになりたいという、自分の心の声が届いたとしか思えませんでした。
YouTubeを見たり、本屋でやさしめの群・環・体の本を買って読んだりしましたが、一般的にやさしいとされている本さえ自分には難しかったです。全部はわからないかもしれないですが今までわからなかったところが少しでもわかるようになれたら うれしいと思って刊行を心待ちにしています。
「数学ガール」シリーズ既刊全巻お読みくださり、ありがとうございます!
群や体など抽象的な概念は、慣れるまでは「考える理由」がどうしても気になりますよね。
私は「数学ガール」を書きながら、群についてもっとまとまったものを書きたいとずっと思っていました。
今回、集合と写像から始まる群論の本として『群論への第一歩』を上梓できて、ほんとうにうれしいです。
あくまで群論への「第一歩」でありますが、楽しんでください!
Enjoy!
2024-05-07 数学ガール ガロア理論 ポアンカレ予想 群論への第一歩